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現実主義な私が日々心に浮かぶことを、ゆるゆると書いていく

だらだら日記ー承認欲求との長い戦い

25日 
地方出身者で、3人兄弟の長女な私。親は、まぁ毒親な部分があると思う。

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多かれ少なかれ、誰しも人は承認欲求を抱えて生きている。私は10代の初め、いや10代になる前から40代の半ばまで、自分の承認欲求が親に向かっていた。我ながらしつこかったな。
25歳の時、父親に対する承認欲求を諦めるきっかけとなる出来事があった。

子どもの頃から父親の感情が高ぶると、時折ひっぱたかれていた。(実はそんなに痛くはない。ちかっとする程度の痛み。もちろん嫌だけど)
その日忘れてしまったけれど、何かがあって父親は手をふりかぶった。しかし私は、貴方が今しようとしている罰(私をひっぱたく)は、こういう風に誤解があって、叩かれる理由は存在しない。それに私は、そもそも叩かれることが嫌だからやめてと言った。
文にして書くと、まるで理路整然に主張したみたいに思わせてしまうが、実際は噛みながら必死で言った。
そうしたら父親は、驚いて叩くのを止めた。やめたことに、私も驚いた。
しかも彼はその時だけでなく、その後も私に手を挙げることを止めた。まぁそのことには、後から気づいたんだけどね。
どうもその日の私の訴えが、私たち2人の間の関係を劇的に変えたらしい。

らしいというのは私(娘側)からの推測だ。

承認欲求に戻ると、あの日私は彼に私の承認欲求をはっきり求めたんだと思う。私を愛して認めて欲しいという。
そういったことを考えながら、父親に訴えかけたわけではない。その時は単に、不当に叩かれたくなかっただけだ。でもそれまで私が折れずに意見を主張したことは、おそらくなかったんじゃないかな。

彼のあの、驚いた顔!多分だけど、彼は私(娘)が自分自身の一部というか、延長みたいな感覚を持っていたように思う。あの日私が彼に対して意見を述べたことで、私は彼と違う人間だということが、急にわかったのかな?想像だけどさ。

私が彼とは違う意見を持った、一人の人間だということを認めて欲しい。要は自分の承認欲求をストレートに相手にぶつけたんだけれど、結果として父親はそのことにビックリしただけだった。そして私を、見なくなった。

彼は家で威張りくさるタイプだったから、私が自分の一部じゃないことに不気味さを感じたのかもしれない。その後私に遠慮するというか、あんまり話をしなくなるという対応から推測してみた。でも何という身勝手。悲しい。

彼は25歳までの私のこと、一体なんだと思ってたんだろう。そして私が意見を言わなかったら、引っぱたかれ続ける日々が続いていたんたろうか?続いていたと思う。

なんかほんとにビビリながらカミカミしながら、彼の目を見て言ったんだよ。やめて欲しいって。その後私のこと、からかう感じか腫れ物に触る感じの対応になったけど。

 

yuriyuri.hatenadiary.com

 

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実は今となると、起こった出来事はまるで私の頭の中だけで起きた、幻の事件だったみたいに思える。そのあとも時々起こったことについて思い返していたので、今でもなんとなく覚えてるんだけど。
でももし、「○○は本当に優しい子、お前がいてくれて助かる」なんて父親か母親のどちらかに言われたら、コロッとほだされていたよ。承認欲求舐めんな。っていうより、親に認めて欲しいという感情は自分じゃ手に負えない。切ない。
もう十年くらい前に死んでしまった父親の介護も、一言、たった一言でもあれば進んでしたと思うし、近くに住んでいたなら手伝ってたはず。

実は父親の死に際というか葬式に関しても、衝撃の事実が存在する。私は父親が死んでしまった後に、母親から葬式の日取りを知らされた。つまり死にかけている父親のことを、秘密にされていたのだ。死んでから、葬式の日を知らされた。ねぇ、これどういうこと!!

当時私は実家を出て暮らしていた。一緒に住んではいなかったため、彼が弱ってほぼ死にかかっていることを、母親から一切教えて貰えなかった。これは、母親に関するやばい話。多分この話は続編を書くことになりそう。母親編として。