ところでロマンチックを知らせる回覧板は、いつごろ回って来るのか

現実主義な私が日々心に浮かぶことを、ゆるゆると書いていく

残暑御見舞い申し上げますーポンコツ日記

今年の夏は、これまで生きてきたうちで一番つらい夏だった。 残暑見舞いはがき 10枚セット 書ける 残暑見舞いハガキ 残暑はがき 横書き 私製はがき 残暑お見舞い申し上げます s0006 ラクガイ Amazon がんと診断されてから、はじめての夏だった。 体がつらい…

8時と20時についてーポンコツ日記

朝の8時と夜の20時に、私は憂鬱な気分になりやすいなぜならその時間は、私が医療麻薬を飲む時間と決まっているからだ。 UUROBA 目覚まし時計 光 めざまし時計 YABAE Wake Up Light ウェイクアップ ライト 置き時計 光目覚まし スリープタイマー スヌーズ ラ…

ポエムと現実ーポンコツ日記

体にがんを飼っているメインは大腸、サブに肺と肝臓 朝目覚めると、重だるい体のヌシが私と再認識するがんは主人に無礼な寄生獣のようだし現実は今や、立ち向かいがいのない悪夢みたいだ あまりに無情な実状と、そのわりにふわふわと過ぎていく日常 もはや私…

マジでとりとめもないつぶやきーポンコツ日記

あれ、私って存在してたっけ?してると思うんだけれど…。 どうも最近自分が生きているという実感がない。ツイッターには毎日書き込んでいるから、少なくともツイッターの中には存在してるはず。 存在の耐えられない軽さ [DVD] ダニエル・デイ・ルイス Amazon…

入院当時のメモを振り返ってみたーポンコツ日記

12月17日大腸がんになって、人工肛門になった。うそだろと言いたいか、本当だ。10年以上頑張って東京で生きてきた。結果がんだそうだ。なんとも言えない。 18日食事が出るようになって2日目の朝、お味噌汁の、なんというおいしさよ! 「おいしー」 って叫ん…

私の爪は、あんまり伸びないーポンコツ日記

深爪してしまった足の爪の伸びが悪い。それは私が抗癌剤での化学療法をしているからだ。がん患者の私は化学療法のため、抗癌剤のたっぷり入ったボトルを首にぶら下げている。右肩に埋め込んであるcvポートという体に直接点滴ができる装置を使って、ボトルに…

2回目の入院時、覚え書きのメモーポンコツ日記

3月20日 16時14分 退院が、明後日に決まった。単純に嬉しい。 前回2ヶ月たっぷり入院したことに比べれば、今回の2週間あまりの入院は短く感じた。ただ抗癌剤の影響で舌が痺れが続いてるのが気になる。 売店で、抹茶のお菓子と醤油せんべいを買って食べた。…

2回目の入院が終わって思うことーポンコツ日記

折り合いをつけるとか、つけないとかに関して 1回目の2ヵ月に渡る入院生活の中で、つらつらとあーでもない、こーでもないと頭と心のあちらこちを使って、現状をこねくり回していた。感情側の言い分として言えることは、あの入院でどん底までいったということ…

もうすぐ2回目の入院をするーポンコツ日記

2月も終わりに近づいている。私が何をしているのかいうと、何もしていない、のかな?どうなんだろう。 格好つけてるわけでもなく、頑張って生きてますよ、とでも書けばいいのかな。 先日病院に行ってきた。担当医と再会し彼に、元気そうですね、良かった。で…

がんになったーポンコツ日記

令和4年12月13日、私は救急車で某病院に運び込まれた。腸閉塞だった。緊急手術で、ストーマ(人工肛門)をつくった。 その後の検査で、大腸がんになっていることが判明した。肝臓と肺にも、転移していた。そのまま入院ということになり、体調を整えながら、が…

だらだら日記ー父親を見限った日の話

9日 父親を、見限った日のことを覚えている。あれは高校3年生の、たぶん春とかに起こったことだった。 私は自分の部屋で、机に向かって本を読んでいた。そこに突然父親が入って来た。私は「あ、まずい」と思った。勉強をしていなかったからだ。彼は抜き打ち…

だらだら日記ーものごとはどこから見るのかが重要

8日謎の誕生日プレゼントとおまけが届いた件について 昨日、実家の母親から、一週間遅れくらいの娘の誕生日プレゼントが届いた。なんというか、見事に変なセンスのアクセサリー、そしてなぜか娘の私あてで、おまけみたいにブラウスがはいっていた。もちろん…

父親の葬式とニーチェとかたつむり

父親の葬式の話というより、知らない間に父親が死んでいた話 ある日突然、母親から父親が死んだから葬式が○○日にあると連絡が来た。母親は父親が死んで葬式の日が決まってから、娘の私に葬式の日を知らせてきたのだ。本当に突然のことだったので、もちろんす…

だらだら日記ー承認欲求との長い戦い

25日 地方出身者で、3人兄弟の長女な私。親は、まぁ毒親な部分があると思う。 togetter.com 多かれ少なかれ、誰しも人は承認欲求を抱えて生きている。私は10代の初め、いや10代になる前から40代の半ばまで、自分の承認欲求が親に向かっていた。我な…

だらだら日記ーサンダルと正解が存在しない問題

9月15日 日本では毎年約2万人、1日に90人あまりの人々が、自ら命を絶っているそうだ。それは多いの?多くないの?全く判断できない。そしてその事実をどう感じたら正解なのかも、さっぱり分からない。まぁ正解なんて表現も、不謹慎だけどさ。 夜9時56分ごろ…

怖い絵ーエドヴァルド・ムンクの「思春期」

怖い絵という本のシリーズがある。作家でドイツ文学者でもある中野京子さんという方が著者で、彼女はこの本を通じていくつもの西洋絵画を紹介している。 怖い絵 (角川文庫) 作者:中野 京子 KADOKAWA Amazon どの絵も、美しかったり素晴らしかったりする。た…

だらだら日記ーこだわりにはじまり、マックのコーヒーで締める日曜日

11日日曜日だ。正確に言えば、現在土曜日の夜12時過ぎたところ。なーんてのんびりしていた私だったけれど、その1時間半には娘の生理痛による激痛(年一回くらいの頻度で起こる、痛さのあまりゲロをはいてトイレでぶっ倒れる)のケアで、大慌てだった。娘は夏休…

だらだら日記ー心理学と都営バスとピチカートファイブ

7日今日は蒸し暑かった。しかも夕方からは雨。去年は娘の受験で、自分のことは後回しだった。生活サイクルが落ち着いてきたので、8月から放送大学で心理学を勉強を再開。心理学科の学士を取るため、割と真剣に必要単位の取得に取り組んでいる。 実のところ心…

だらだら日記ーひまわり畑とノストラダムス

9月4日ひまわり畑に咲く、一面のひまわりを見に行きたい!と数年前から思っている。夏が始まる前に、今年こそ!と決意するのだけれど、冗談のように熱い真夏の日差しに負けてしまう。そうしてひまわり畑に行かないまま、夏が終わりに近づいてはがっかりする…

2月のジェットコースター~今は8月

2月はジェットコースターにのっているかのように、めまぐるしく終わった。 ・娘の合格発表 ・それに伴う、入学手続き(奨学金の手続きも含む) ・自分自身の転職活動 ・8月の私(現在についてー放送大学と私) 思ってより心身に負担がかかったようで、胃と…

きれいごとではなく、年をとるのも悪くないのかもしれないという話

年齢をとることで、失うものは大きいだろう。でも得たものはあるなと感じた。 ロシア・ウクライナ問題に関係あるようなないような 土曜日に昼過ぎまで寝ていた娘を起こすため、娘の部屋の戸をノックして中に入った。半分寝ぼけている娘に声をかけたら、「昨…

好き=才能か?ー「プチクリ」

「あなたの中に、多くの才能がねむっている」という、なんとも耳に優しいコンセプトて書かれた、オタキングこと岡田斗司夫先生の本の感想です。彼が2005年に出した「プチクリ」を最近読み返しました。 ちなみにプチクリとはプチ・クリエイターの略。プロ…

娘がそこそこ長い家出から、帰ってきた話その2ー裏ではこんなことが起こっていた

この記事に関して、実は娘がこっち(東京)に帰ってきた理由は、大学受験のやり直しだったりする。 娘を実家のマインドコントロールから遠ざけた yuriyuri.hatenadiary.com ギスギスと音がきこえそうなくらいの雰囲気の中で、娘の現役受験の際はあまりの成績…

頭に綿菓子をつめて生きることはできない

父親との関係が良くないと、社会に出た時の立ち位置がうまくとれない。母親との関係が良くないと、自分を取り巻く世界とうまくいきづらい。 それがやっと理解できたのは、私が40歳をとっくに過ぎたころだった。それまでは、絶望的にムダな努力をしてきた、…

娘がそこそこ長い家出から、帰ってきた話

今年もおわりに近づいてきた。自分に起こった出来事として一番のニュースは、なんと言っても”一人娘が一年半の間家出から帰ってきた”がぶっちぎりだろう。 ところで家出として一年半は長いのかな? 母性本能とか、くそくらえ! 昔から母性本能とか、子どもへ…

ブラック・ティーは絶望の代名詞なのか?-山本文緒さん追悼

山本文緒さんの短編集「ブラック・ティー」のタイトルのブラック・ティーとは、落ち着いた色合いのバラの一種だと、この小説で知った。 私は表題作の「ブラック・ティー」という話の終わり方が好き ブラック・ティー (角川文庫) 作者:山本 文緒 KADOKAWA Ama…

とりあえず、更新

前回の更新からずいぶん時間がたってしまい、もう面倒くさいからほっとけばいいかなーなんて考えていたのだが.....。 yuriyuri.hatenadiary.com 嬉しいことに更新が滞っている現在でも、ブログ訪問者や読者登録をしてくれる方というのが、時々存在している(…

9月が終わる

私は子供の頃母と手をつないで歩きたい子どもだった。しかし私の母は、自分の子であっても手をつなぐことを非常に嫌がる人だった(つなごうとした手を振り払われるなど)。その反動なのかわからないのだけれど、 私は娘と一緒にでかける際に当たり前のように…

養育費の申し立てに関する話ー法テラス編

前回は、法テラス池袋のビルに入ったところまで進んだ。私はエレベーターを出てから法テラスの中に入り、入り口の真正面にある受付で手続きを済ませた。その後はテレビが置いてある病院の待合室みたいな場所に移って、自分の順番が来るのを待つのだ。テレビ…

養育費調停の申し立てに関する話ープロローグその2

養育費については、もう何年もの間考えていた。でも法的な知識や資格があるわけでもない私にとって、具体的に何をどうすればよいのか?弁護士に依頼するのが一般的なのかすら知らないというのが、本当のところだった。 yuriyuri.hatenadiary.com 法テラスと…