昨日は父の日だったらしい
半年以上前のことになるのだが、実家の母親に「振り込め詐欺」の電話がかかってきたそうだ。「オレだけど、車検のお金が20万いるんだよね。なんとかしてくれない?車がないと仕事に行けないよ」
- 作者: 鈴木大介
- 出版社/メーカー: 宝島社
- 発売日: 2013/11/22
- メディア: 単行本
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実際に必要なのは7万円だったとのことだ。これはどういうことかというと、弟が母親に“金を振り込んでくれ”という電話をした。手持ちの金がなかったらしく、ちょっと水増しをしてみたものの、妹に見抜かれてあえなく失敗に終わったという顛末なのである。
この類の詐欺まがいは時々実家で起こる出来事で、今回は上手くいかなかったが見事に弟が金を手に入れる時もある。母親は騙され放題だけれど妹は頭が切れるので、彼女が実家に住んでいる現在、しばらくは弟の振込み詐欺も成功しないと思う。
ところでこれをどうやって知ったかというと、娘のケータイに母親が電話してきて愚痴ったのだ。私は母親と話しをしたわけではない。大体1年以上は、私は直接母親と話をしていない。めんどくさいわけではなく、どんなに忠告しても弟にお金を渡すのをやめないし、その他電話番号を変えろと強く言ったのにグズグズ言うだけで決して実行しないことが分かったので、疎遠にすることにした。疎遠になることで、イライラすることが減ったせいなのか娘は私を穏やかな人と思うようになったらしい。
弟のことだけではなく、電話番号を変えないと近い将来かなり高い確率でトラブルに巻き込まれるのが分かっているのに、それについて何も対策をとる気がないことも理解できた。要はやばいことが起こる前にソフトに距離をとっているというわけだ。(状況を把握して何とかしようとする人物は、実家ではババをひくだけだ)
私の実家ではこれがここ20年くらいのフツーの日常なので、弟のソレにいちいちビックリしたりしないのだが、多分他の家庭では違うと思う。ビックリはしないのだが若いころは、というよりわりと最近まで「フツーじゃない自分の家の常識」について悩んでいたのだ。(私は家族の中では平凡で真面目で補導歴もなければ学校呼び出しもない、親の財布から金も抜いたこともないし、塾もさぼったりしなかったし、そもそも学校にもちゃんと登校していた)最近ようやく吹っ切れたというか、もう私という人は40年以上“こういう形”というか“こういう土台”でやってきたんだから、今さら別の常識に無理にあわせることもできないだろう。それなりにやっていけばいいんじゃないかな、と思うようになった。
そういえばと思い出す、高校生の頃の思い出 - 底辺ネットライターが思うこと私は怒鳴られたら怒鳴りかえすか面倒だと逃げるタイプだから、この人のことは本気で理解できない。ちなみに私の知り合いで、同棲していた彼氏が金を払わないという理由でボッコボコにした女がいる。少数派?
2016/06/18 18:51
そういえばと思い出す、高校生の頃の思い出 - 底辺ネットライターが思うことid:yuriyuri14<それは単なる強者の理屈だと思いますよ。よっぽど強い人でないかぎり、人間は、環境や身体や精神が弱ってると、本当にまともな思考が出来なくなって、簡単にコントロールされるようになりますから。
2016/06/19 05:57
この元になった記事に関しても、割と単純に思った感想を書いただけだったんだけれど、まさかのidコールをされてしまい、「あ、まずいこと言ったらしい」とちょっと反省しました。すいません。
私の実家の環境だと、完全にだまされるやつがアホなだけなので、約束を反古にされまくるなど私は10代20代のころは完全に騙される側だった。体感としては実家で飼っていた猫より大事にされていなかったような(笑)なので、どこかで嫌なら嫌と言えないなら、言うこと聞くより仕方がないと考えているし、それが嫌なのならなんとしても逃げるよりないとも思っている。確かに私もコントロールされまくっていた。何としても逃げるというより遠くへ行ってやる!とどうしてもあきらめきれずに思っていたというより願っていた。もしかしたらどこにもいない神様に祈っていたのかもしれない。頭がおかしくなりかけていた時代もあるので断言はできないが...。逃げられない人間はウチでは誰も助けてくれないので、一人でつぶれるよりない。私の死んだ父親のように。
yuriyuri.hatenadiary.com
これに関しても書いたらまずいかなーと思って書いていなかったことで「妹が当時東京に住んでいて、『帰省に金もかかるし面倒くさい』という理由で葬式に来なかったというのがある。なぜかというと、妹は家族の中での絶対強者なので(元ヤンだ)中学の時に父親をぼこって以来、父親のことを視界から消したとのことで、死のうが何をしようが興味がないので葬式には行かないと決めたそうだ。家族の反応としては、いつもどうり「あの子はしょうがない」でおしまい。多分家族全員常識がないんだろうね。
ちなみに同棲していた彼氏をボコボコにしたのは、ご想像どおり妹である。口ばかりで金を入れないので、電気スタンドの柄で腹をなぐったら、「ゴフって言ってた」らしい。その後部屋から蹴りだしたら廊下にゴロゴロと転がったそうだ。
でもこんな風に暴力的だったのは20年近く前の、妹が二番目くらいにワイルドだった時代のことなので、今は絶対そんなことはしません。姪にも優しいおばちゃんです。念のため書いておきますね。(^^)v
話題を戻すと、cider_kondoさんを不快にさせてしまったようなので、すいませんでした。もしかしたら元記事の方にも不快感を与えてしまったかもしれません。いろいろ弁明してもかえって失礼かもしれませんので、ひっそりとお詫びしておきます。まぁ強いと言えば強いんでしょうね。あんまり自覚ないけど、見たこともない他の家庭の常識を元にした世間の常識は、私にとってスクリーンで映画を見ているようにしか思えないことがあり、何か時々トンチキな反応になるらしい。
タイトルの父の日に内容が全く関係ありませんが、「父の日」というか皆さん父親に思い入れがけっこうあることに少々驚きました。私は「何かしょぼい人だったけれど、最後までしょぼかったなぁ、葬式代くらいなんとかしてから死ねばいいのに」と思いましたね。おしまい。