恋を握りしめようとする者は、何ひとつ手にいれられないーお題にのってみた

おそらく当時の私は、一生懸命な恋をしていたんだろう。 橋本さんの読者なら、彼の本に答えを求めるのは、よく考えなくてもイバラの道に飛び込むも同然なのだ。 若い私は、恋愛とはなんぞやと真剣過ぎるくらいに考えて、橋本さんの恋愛というものの捉え方「絶海の孤島である自分が、相手(世の中)という陸地とつながるため…