ところでロマンチックを知らせる回覧板は、いつごろ回って来るのか

現実主義な私が日々心に浮かぶことを、ゆるゆると書いていく

だらだら日記ーひまわり畑とノストラダムス

9月4日
ひまわり畑に咲く、一面のひまわりを見に行きたい!と数年前から思っている。夏が始まる前に、今年こそ!と決意するのだけれど、冗談のように熱い真夏の日差しに負けてしまう。そうしてひまわり畑に行かないまま、夏が終わりに近づいてはがっかりすることを繰り返しているのが現実。

ひまわり畑への憧れは、おそらく20代に見た、「黒猫・白猫*1というフランス・ドイツ・ユーゴスラビア合作映画の中に出てきた、背たけほど生い茂るひまわり畑の映像が、心のどこかに残っていたのかもしれない。

反体制への皮肉を動物をうまく使って描いている作品。人によって好き嫌いはかなり分かれると思う。

 

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実は15年くらい前なのかな?まだ保育園に通う年齢の娘を連れ、3時間近くかけて、ひまわり畑を見に行ったことがある。
その時は何故か、どうしても一面のひまわりが見たいという気持ちが抑えられなかった。

電車を何回か乗り換えて、バスにも乗ったかもしれない。それから歩いて、とうとう疲れてぐずりだした娘をおんぶしながら、なんとか目的地にたどり着いた。
夏の終わりのひまわりは、もう満開を過ぎて枯れかかっていた。それでもあたり一面、ひまわり花が私を迎えてくれたのだ。嬉しかったし、たどり着けてホッとしたことを今でも覚えている。

当時保育園児だった娘は、この秋21歳になる。

 

9月6日
残暑が続く。
私にとって夏の終わりは、ノストラダムスの大予言とセットになっている。「1999年7の月に恐怖の大王が来るだろう」という、知る人ぞ知るアレ*2のことである。

 

 

若い頃は地球温暖化なんて言われてもピンとこなかったけれど、昭和・平成・令和と変化していく夏の暑さの違いから、時代の違いとともに時間が確実に進んでいることを感じるせいだろうか?
今思うと世界の滅亡って、実際は何なんだよ?1999年に恐怖の大王が降ってくる予定だったけれど、恐怖の大王ってそもそも誰?

怪しいと思いつつ、雑誌の裏表紙で宣伝されている死ぬほどうさんくさいオカルトグッズが欲しかったなぁ。さすがに買わなかったけど。

去年知ったことだけれど、お笑いコンビの三四郎の小宮 浩信(こみや ひろのぶ)が、ノストラダムスの大予言を信じて高校を留年したそうだ。人ごとだとそんな予言に振り回されるなんて、バカだよなあと思える。しかしながら、小宮に対して妙な仲間意識を持ってしまったのも事実。

*1:アンダーグラウンド」のエミール・クストリッツァ監督が、ドナウ川沿岸に暮らすロマ一族の悲喜こもごもを生き生きと活写したコメディ。1998年製作

*2:1973年に発行された五島勉の著書