ところでロマンチックを知らせる回覧板は、いつごろ回って来るのか

現実主義な私が日々心に浮かぶことを、ゆるゆると書いていく

娘の反抗期が終わった(と、思う.....多分)

高校生の娘が、急に私の話を聞くようになった。正確に言えば、常にファイティング・ポーズで母親に接していたのがそうではなくなってきたというだけのことなのだが...。

娘の反抗期は、小学校5年くらいにはもう始まっていたような気がする。「気がする」というあいまいな表現を使う理由は、あの人が4歳児の時には既に「人の話を聞かない人」デビューをしていたからだ。一度叫びだしたら、全く1ミリたりとも他人の意見なんて耳を傾けることなどしないという性格は、私ではなく別れた夫に激似であの激しさは未だにさっぱり理解できない。しかも「謝ったら死ぬ」タイプの人でもあったので、(これも激似!)私は幾度となく心の中だけではなく口に出して「くそったれ!」と叫んだものだ。(もちろんその程度では、娘は蚊がとまったくらいにしか感じない。なぜなら謝ったら死んじゃうから)

気が付いたら話が“通る”ようになっていた。今まで対話を成り立たせるための下準備の会話をしてから本題に入っていたのだが(私はほぼ営業マンに近い)、それをしなくてもよくなった。最初は正直何が起こったのか分からなくて、「話がまわりくどい」というクレームが娘から寄せられたのだけれど、こっちは「だってすぐブチ切れてたじゃん!」としか言いようがない。

とにかく「話が成り立つ」ようになった。これが反抗期が終わりつつあるという状態らしい。だからといって穏やかに会話が続くかというわけでもなく、私の前には経験が絶対的に不足しているにもかかわらず面倒くさい意見を持つ、高校生の女の子が出現したということになる。

 

 

高校生は親の意見なんて聞きはしない。親に望むのは「おこずかいちょうだい」とか、「ガラケーじゃなくてスマホにしたい」とか、そんなことばかりだ。あとなぜか突然自分でフレンチトーストとゆで卵を自分で作るようになった。どんなに口をすっぱくして言っても調理実習の練習以外に料理をしなかったのに...(しかも卵限定)。

結局時期が来たら、人間はほっておいても成長するのかもしれない。半ば脱力状態になりながら、悟りを啓いたような気持ち半分、もう半分はヤケクソのような気持ちになった。