超個人的な話ーお金に関して私が思うこと
本当は放送大学の授業DVDの「社会の中の芸術」についての記事を書こうと思ってたのですが、....。
ここ数日の記事を見ていて、お金に対するスタンスの他人とのあまりの違いにちょっとびっくりしたということもあり、私自身がお金についてどう思っているのかを書いてみようと思いました。(まぁひっそりとブログを書いているだけなのでいいかなと)
ここから先は、普通の神経なら不快に思われる話もあるので、読みたい方だけどうぞ
私が共感する本というか、お金に関しての格言で素晴らしい!と心から思っているのは、
西原理恵子さんの「カネがないのは頭がない」ですね。
- 作者: 西原 理恵子
- 出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)
- 発売日: 2011/06/23
- メディア: 文庫
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恥ずかしながら家族にカネとオンナにゆるゆるの人物がいたせいで、「あ~人ってカネの為なら息をするように嘘をつくんだな」と思い知らされました。しかもこれは一人じゃないんですね~。もう一人はカネ“だけ”ゆるかったんですが、その方の最後は、しょぼかったです。まぁ父親なんですけれど。
実家から離れて暮らしていたのですが、ある日電話がかかってきて、「父親が死んだから葬式をするので帰ってこい」と。彼の体が弱っていたのは知っていたんだけれど、本当に突然のことでした。まぁ帰って話を聞いてみたら、10日かそこらの間にあっと言う間にガクっと弱り、床についてそのままって感じらしいとのこと。
で、ここで大きな問題があって、死ぬより恥ずかしいのかもしれない、葬式代がないから親戚に借りたとのことでした。いやーあのころは家族全員オカネがなかったから、恥をしのんで親戚に借りて、一応マトモな葬式を出せたわけです。
正直な話、彼が病院に入院するオカネもなかったので、さくっっと彼岸に行ってくれたことについては家族全員ほっとしました。だーれも悲しんでいなかったです。あ、一人いたか。カネとオンナにゆるゆるの奴が。なんかふわっふわしたことを言ってましたね。「親父が枕元に会いに来た」とか。そういうこという前にお前が母親に借りたカネ返せって話です。
ところでなんで葬式代もなかったかというと、死んだ父親が、年金が出ると握りしめてパチンコに行っちゃったからです。最近のパチンコは昔のと違って、万札がなくなるのが一瞬らしいですね。退職金も知らない間になくなってたみたいです。
「カネがないのは頭がない」っていう言葉の意味は、カネに振り回される奴にはまともな頭がついてない、だから一人前のことを言う資格はない、ということなんじゃないかなー。
ブログでオカネを稼ぐことに必死になるのは、はたから見るとみっともないと言えばみっともないのかもしれない。でも、はなっから他人のオカネをかすめ取ろうとする人間やオカネそのものが持つ力に人生そのものを振り回される人間を見てきたから、「別にいーじゃん、そんな細かいことは気にしなければ」と思ってしまう。そんな私は多分「育ちが悪い」って呼ばれる人だと思う。仕方ないよ、親は選べないし、生きていくってことはみっともない時もあるってことで。
とにかく現在はそれなりに色々あった実家と、多少の距離をおいて暮らしていけるようになったので、心穏やかに生活しています。めでたしめでたし