勝手なイメージを持つこととタイムマシーンに乗ることの違い
放送大学の授業で面白そうなものを気のむくままに視聴している。
「社会調査の基礎」これは統計を使った社会学の授業で、私はまず社会学の基礎を勉強してから、来年あたり授業を受けてみたいなぁ、なんて思っていたのだけれども、フツーに視聴できることに気がついて、やった!みてみるよ~んて浮かれてしまった。
統計学の授業そのものも興味を惹かれたけれども、私は国勢調査や、社会学の範囲の事柄を統計を通して理解すること、そして調査方法そのものにも関心があり、「社会調査の基礎」の授業は、そんな私の求めるところにドンピシャだったりする。
例えば最近は少年の凶悪犯罪が増えた!なんて言われることもあるけれど、実際は戦後最低だったりして、なんとなくのイメージで話を進めてしまうことの怖さがつきまとう。
http://thutmose.blog.jp/archives/23618355.html
そういうことを極力防ぐのにデータを読むことができるようになりたいと思ってる。
それから「和歌文学の世界」の授業では、藤原定家の回に、何故か2時間ドラマ風のBGMが時おり流れて、先生は講義するだけではなく自ら京都の町を歩き、冷泉家*1を訪問したりしていた。ロケに出た先生は、終始楽しそうだったのが実に微笑ましかった。
それから「先生は藤原定家の友達?」と言いたくなるくらいに親しげに、定家のことを語っていた。現代とは直接関係ないことを長年研究するということで、時空を超えた幸せを手にいれたりすることもあるんだな、という感想を持った。