ところでロマンチックを知らせる回覧板は、いつごろ回って来るのか

現実主義な私が日々心に浮かぶことを、ゆるゆると書いていく

養育費の申し立てに関する話ー法テラス編

 前回は、法テラス池袋のビルに入ったところまで進んだ。私はエレベーターを出てから法テラスの中に入り、入り口の真正面にある受付で手続きを済ませた。その後はテレビが置いてある病院の待合室みたいな場所に移って、自分の順番が来るのを待つのだ。テレビの中では、ローカルタレントみたいな人がジーンズのリメイク方を熱く語っていた。個人的には人生でかなりの一大事を相談するためにここ(法テラス)に来たにもかかわらず、ジーンズのリメイクを見ていることに変な気分がしたことは確か。でもまぁ中途半端な昼間の時間にやるテレビ番組ってこんなものかもしれないと思いながら、黙ってあまり座り心地のよくない椅子に座っていた。

 

10分くらいしたら3つほどある小部屋のドアの一つが開いたので、受付で言われたとおり扉の開いた部屋に入った。もともと時間を予約しているので、あまり待たなくても良いのはありがたい。あまり広くない部屋の中には机が置いてあり、対面する形で椅子が2脚配置されていた。私は机をはさんで目の前の椅子に座っている男性、つまり弁護士にぺこりと一礼してから入り口のすぐそばの椅子に座った。一回の無料相談でもらえる時間は30分と決まっているので、それなりに要点を絞って相談しなければあっという間に時間が過ぎてしまう。

ネットで知りうる情報はネットで調べれば良いので、それ以外の情報が欲しかった。具体的には、弁護士が何をするのか?とか私にできることは何か?とか。とにかく片っ端から今心に抱いている疑問をぶつけながら、新しい情報を引き出そうと頑張ったことは確かだ。

いろいろわかったことの中でも一番驚いたこととして、養育費の調停をする人のうちの半分は弁護士に依頼しないで自分自身で調停をするという事実だった。弁護士曰く、「養育費の調停は他の調停と違って基本的には負けるということがない」のが理由だそうだ。でも私はお金の問題が大きいのかもしれないと思ったが、わざわざいうこともないだろうと黙っていた。

ちなみに目の前の弁護士から聞いた費用は、「着手金10万、養育費から毎月1割を報酬として支払う」ということだった。高いのか安いのか、実はいまだに判断がつかない。