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人は何に対してお金を払っているのかという話

 

残業100時間超、残業代ゼロ、過労死認定も困難にー裁量労働制 先行事例から知る本当の怖さ(志葉玲) - 個人 - Yahoo!ニュース

ぼんやりとしかわかっていなかったけれど、もっと法律の勉強をしていかなくてはいけないと、いい年をしてアホの子みたいに思った。知らないと搾取される時代なんだよね、今は。

2018/02/22 20:02

 つい先日こんなことをブクマした私は、法律の本ではないのだけれど専門分野の本で、これまで読んだことがない人が書いた本を読んでみようと考えた。仮想通貨も流行って(?)いることだし、とりあえず時流に乗って資産運用の入門書かなーと考えて(かなり適当なチョイスで)、「銀行員が家族に勧める資産運用術」という本を手に取ってみた。

銀行員が顧客には勧めないけど家族に勧める資産運用術

銀行員が顧客には勧めないけど家族に勧める資産運用術

 

本書では、元銀行員で個人向け営業に精通している著者が、“顧客に勧めるときのアドバイス”と“家族に勧めるときのアドバイス”を対比したり、資産運用に成功している人の習慣や失敗してしまう人の特徴を説明しながら、本当に効率的な資産運用に取り組む方法についてやさしく教えます。

誰もが自分の力で資産運用を行なわなければならなくなっているいま、本当に正しい知識を身につけたい人、必読の基本書です。

とアマゾンの内容紹介に 書いてあったので、「ふーん、そうなんだ」あっさり納得。大体資産運用についてをまるで分かっていない素人には、それ以外の感想なんて持ちようがない。著者は元銀行で資産アナリストをしていた人物で、銀行が勧めている資産運用についてけっこう本格的にディスっているのが印象的。

実のところ資産運用の方法自体は最後から3番目の5章から始まっており、それまでは資産運用をする上での心構えを説いている内容が続いている。著者の基本的な考え方としては、自分が理解できないものには投資しないとあり、私としても「まぁ、そうだよな」としかいいようがない。

その他にもいつも平常心でいるとか一喜一憂しないなど、本当にありがちなことが記されており、自分の頭で判断するということが資産運用には最も重要なのが理解できた。その他には資産運用をする人が、やたらに美味しい情報を知りたがることや(インサイダー取引になるのでそんな情報流すわけがない、または美味しい情報を他人に教えるバカはいない)最低限の知識も知らずに投資を他人任せにしてしまう人が多いことを知った(何百万、何千万単位のお金を、しかも自分の老後資金であっても他人任せにするなんて信じられないが、結構そういう人がいるらしい)。

私は行動経済学が好きでは何冊か読んでいるので、投資の仕組みそのものよりも投資を売る側(買わせる側)にかなりの興味を抱いてしまった。また買う側としても投資信託を買っているのだけではなく、一緒に安心も買いたい人が多いことに目を惹かれたことも事実。だから売っている人の人柄が良いという理由でその信託を選ぶ人も多いらしい。個人的には自分が何に対してお金を払っているのかをはっきりさせずに、よく大きな買い物をできるもんだと逆に感心してしまった。

実家に闇金の取立てが来たことがあるので一時期詐欺についての本を集中して読んでいたのだけれど、2018年はそうした自分の興味がある分野ばかりではなく、お金の動きなどの実態経済について少しでも詳しくなる必要があるなと思わせてくる内容だった。 


yuriyuri.hatenadiary.com

 ここ1,2年くらいは現実逃避も兼ねて尋常ではないくらいにロマンス小説(純愛からエロ描写ががっつりあるのまで色とりどり)を読んで、ノンフィクションなんかのジャンルを全く読んでいないなぁと、少々反省。

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