ところでロマンチックを知らせる回覧板は、いつごろ回って来るのか

現実主義な私が日々心に浮かぶことを、ゆるゆると書いていく

時の過ぎ行くままに、この身をまかせていいのか悪いのか問題について

匿名ダイアリーで、35歳を過ぎて結婚出来ない人の大半は訳アリ物件

に対して

 40を数年ほど過ぎた独身の私の妹は、16歳の我が娘に「○○ちゃんは嫌いじゃないけど2人っきりで話すと面倒くさい。本人はとても言えないよ」という評価を受けている。最近の妹の話題は、昔の恋愛話だそうだ。

 とブクマした。この35歳を過ぎて~という意見に対して否定と肯定両方の色々な意見が述べられ納得のいくものもいかないもののあったけれど、私個人としては「訳アリ」というよりも「面倒くさくなる」という確かな実感がある。

親子して妹をディスっているようにしか思えないかもしれないが、(実際そうなんだけれど)妹に関しては30代後半くらいからもともと本人が持ち合わせているこだわりのようなものが、ジワジワ強くなってきたのを感じていた。

そもそも妹は姉である私よりも頭が良くてオシャレで、英語が話せたり知識が豊富だったりとスペックとしてはかなり優秀なはずなのに、(というかそれだからこそ)結婚とか恋愛にだけではなく、全てにゆずれない部分が大きいタイプなのだ。そんな妹に家族全員で「あの子には困ったもんだね」などといい続けて、既に20年以上たってしまった。

その間に娘が産まれて高校生になって、妹に対して「○○ちゃん(娘は妹をとちゃんづけで呼ぶ)って本当に頭いいし、いろいろ知ってるけれど、言い方が押し付けがましいんだよねー」と言うようになっていた。それを聞いて私は「あぁ、着実に時間が過ぎていたんだ」という当たり前のことをひしひしと感じた。私達にとっての妹はどこか「家族の最年少」というイメージがあるのだけれど、16歳から見たら、ただのおばさんなんだよね。

現実に結婚適齢期があるのかないのかよく分からないが、「どんなに人間でも、確実に年を取る」ということを、ここ数年で実感している。年を取るからいいとか悪いとかではなく、本人が若くなくなるということをしっかり自覚するのは難しいのかもしれない。娘の妹に対するキビしめ言葉を聞きながら、私は若いころキラキラしていた妹の言動を思い出していた。