コーヒーにかける激しすぎる情熱
コーヒー!コーヒー!コーヒー!
放送大学の「社会の中の芸術」のという講義のDVDについてです。
社会の中に美しさというものが現れる時、それは「卓越」という特性*1を見せるということが語られており、その卓越ということの具体的な例としてコーヒーを芸術作品としてとらえる、ということが語られていました。
紹介されていたUCCコーヒーアカデミー(隣の敷地にはコーヒー博物館も!)
www.ucc.co.jp
コーヒーが美味しいと感じるのは、豆の種類、焙煎の方法などによっても変わるのですが、その個人が感じる美しさや美味しさということが究極に実現されるには、多くの場合に何らかの社会的な関係がかかわっている、とのこと。
DVDの中で先生が、UCCコーヒーアカデミーの講師の方にインタビューされたりする内容と比べて、教科書を読むと学術的に芸術としてのコーヒーをとらえることの難しさを感じました。
しかしDVDの中に出てくるコーヒーの美味しそうだったこと!画面に映る優美なカップに注がれたコーヒーからは、まろやかな香りすら感じられた気がしました。生活の中に存在する芸術の一つの例としてのコーヒー文化ということなのでしょうが、個人的にはDVDを見終わったあとに、勿論コーヒーを飲んだことは言うまでもありません。
またもう一つの例として、
カフェ・バッハが紹介されていました。実は初めてこの店のことを知ったのですが、有名なお店なのですね。店主の田口さんという方は、若い時ドイツのハンブルグでコーヒーの勉強をしたそうで
「文化としてのコーヒー」に非常なこだわりを持っており、「ハンドピック」といって手作業で豆をより分けるというこだわりをつらぬいていらっしゃるとのことです。
あくまで簡単にまとめた結論
芸術という分野は、「卓越」というものを追求するのであれば、絵画や音楽ばかりでなく、料理や服装などの分野も含まれ、その中にはコーヒーも入っているというのが、今回の講義の簡単な内容ということになります。
しかし私としては社会と芸術との関係の入口を、うろうろしたに過ぎない印象です。そしてまた、この記事もコーヒーを飲みながら書いたのは、言うまでもありません。
*1:技術を超えたところで見られる、他の作品とは圧倒的な違いを持っていること