古典は謎が多すぎる
古典の先生ってミステリアス
放送大学の「和歌文学の世界」の講義の先生が地味に面白い。
今回は伊勢物語、つまり在原業平メインの講義だったのだが、中盤から在原業平ゆかりの地を歩いてみた、ということで延々と先生のロケ(ってことになるのかな?)した場所で撮った写真の紹介だった。
先生の趣味は文学散歩(!)とのことだった。私がそれを聞いて連想したぶらり途中下車の旅とは、多分関係ない気がする。
とりあえず春日大社(奈良県)の写真、在原寺跡(奈良県)、東下りで通った道などをデジカメ片手に忠実に歩く先生であった。そして一体写真が何枚あるんだよ!とつっこみたくなるほど続くのだが。
私の実家がある愛知県の八橋かきつばた園にも行ってるし......。もちろん写真もバッチリ!講義半ばからずーっと先生の撮ってきた写真を見せるコーナー(?)みたいになっていて、しかも写真も腕がいいのもちょっとだけ笑える。(構図がとても見やすい。先生は写真を撮りなれているね)
う~ん、写真を見せられながら、「道が細いです」とか言われてても、「そうですか....。」といか言いようがないんだけど。まぁ、かきつばたの花の写真は奇麗だったと思うよ。
「かきつばたが咲いています」「花を大きく撮影しました」「在原伝説の竹です」「同じくすすきです」みたいな感じで続く講義のDVDを、こちらとしてはふ~んなるほどと見続けるしかない。
ちなみに先生は愛知県知立市のほとんどを歩いたらしい。(業平ゆかりの地だからね(*^^)v)
それから業平が晩年を過ごしたとされる京都にある大原神社の狛犬は鹿!というのは初めて知った。
結論もミステリアス.......
ところで先生によると、伊勢物語は国民文学なのだそうです。えっ、そうなの?先生の心の中だけじゃなくて?そんなこと初めて聞いたんだけど??? 私が知らないだけなのかな???φ(..)メモメモ
とにかく先生は、スタジオにいるときより、ロケの時の方がかなりいきいきしていて、勝手に時空を飛び越えて業平にシンクロしていたのが、微笑ましかったです。
時をかけるのは少女だけじゃないのね。