この先には何もないのくらい知ってるー『ここは退屈迎えに来て』
前回の記事が暗いことが自分としては引っかかってしまい、何か明るい題材はないものか?と後味の良い本を
- 作者: 山内マリコ
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2012/08/24
- メディア: 単行本
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この本は別に希望に満ちたお話とかではないのに、ポップで不思議なくらい読後感がさわやかなのだ。
私が思うところの、本に出てくる女の子たちの イメージ
こんな感じ。ちなみに映画も物凄く可愛かった記憶がある。
地方都市の中の閉塞感とか、多くのこの本を読んだ人が書くであろうことは、ちょっと脇に置いておいて。
実は誰も迎えに来なかった私自身は、夜行列車に乗って(嘘です、新幹線です)、遠くに行っちゃった。
というか、都会に来ちゃった。つまりこの本のその後を、現在進行形で続けているわけですね。
生まれて育ったところから離れてしまう人は、実際のところどのくらいいるのか?
そんな感傷的な気持ちで、本を読み終わった。