ところでロマンチックを知らせる回覧板は、いつごろ回って来るのか

現実主義な私が日々心に浮かぶことを、ゆるゆると書いていく

明日が本当に来るなんて、誰が決めたの?

今の時期からは、夕方から夜になるのがどんどん早くなる。仕事帰りに最寄りの駅に降り立つと、辺りはすっかり薄暗くなってしまっている。


少し物悲しい気持ちになるような、ならないような。私の中で、センチメンタルな季節にしっくりくる映画。

でもカズオ・イシグロの原作の方は、秋というより冬を連想させる。

わたしを離さないで (ハヤカワepi文庫)

わたしを離さないで (ハヤカワepi文庫)

原作を先に読んだが、悲しいとか切ないとかの感傷的なことより、もっと複雑で幾層にも分かれる気持ちを抱かせる作品だった。




ネタバレになるのだが、あらかじめ決められた人生を、あらがうことなく受け入れ、死んでいく子ども達。彼らをあまり可哀想とは思わず、仕方ないのかもしれないと感じた。

いいとか悪いとか、そんなに簡単に世界は成りたってなどないし、多分原作者もそういうことを書きたいわけではないと思う。

夢はどうしてかなわないの? (こころのえ?ほん)

夢はどうしてかなわないの? (こころのえ?ほん)

暗い。もう少しだけ明るく終わりたいので、
こんな感じで、

リカちゃん お姫さまのお城

リカちゃん お姫さまのお城

オマケ